エフェクターボード紹介 その2
前回から引き続き現在運用しているエフェクターボードの紹介です
今回は「空間系セクション」の紹介/解説をしていこうかと思います
こちらセクションの繋ぎ順は,,,,,,,
・ELECTRO-HARMONIX / superego
(センド / リターンにてBOSS / RV-6を接続)
↓
・Catalinbread / Adineko
↓
・mid-fi electronics / Deluxe Pitch Pirate
↓
・boomerang / E-155
↓
・Butterfly FX / RARC
↓
・MASF Pedals / POSSESSED
↓
・Morley / George Lynch TRIPLER
↓※Ch1&2 ルーパーセクション、Ch3は下記へ
・Meris / MERCURY7
↓
ギターアンプ出力
かなり時期によって機材の移り変わりが激しいセクションですが、概ねこんな感じ
まずはELECTRO-HARMONIX / superego
アンビエントギタリストの愛用率がすこぶる高い同社製エフェクター Freezeの上位互換モデル
このモデルで面白いのはアタック音を感知してオートでサンプリング/フリーズさせるところ!
Freezeの様に無限にサスティンを伸ばすことも出来ますし、アタック音を感知する度にサンプリングをし直して、シンセパットの様な挙動を出せる(更には追加サンプリング時にポルタメント/グライド効果も付加できるという)という逸品
自分も普段はシンセパッド風なアプローチをしたい時に多様してます
※あとよりパッド感を出すためにエフェクト音のみにモジュレーションリバーブ(BOSS / RV-6)をかましてより音を後ろ/不安定にさせております
この製品が出始めた時期からのエレハモ製品って本当に入力に対しての追従性がすこぶる良くなっていて、ギターの種類ないし楽器が変わればちゃんと反応もちゃんと変わり、そのエフェクターの色々な側面を見れるので、個人的にはかなり好きなメーカー
後継機のsuperego+もボードスペースに余裕があれば実装したい.............
続いてはCatalinbread / Adineko
今は環境問題上の理由で作れないオイル缶ディレイを再現したモデル
オイル缶ディレイの性質上融通はあまり利きませんが(長いディレイタイムが設定できなかったり、簡単にフィードバックしてしまう)それを踏まえても使いたくなる独特の音の揺れと温かみ!!!
自分は基本踏みっぱなしで、クリーンで細い音だけど柔らかい質感にして使っています
細かい説明は不要!!とりあえず皆さん実際に触って使うべしだと思う逸品です
そしてmid-fi electronics / Deluxe Pitch Pirate
これはモジュレーション(LFO色がちょっと強い)ディレイ
発表された当初から気になっていたモデルだったんですが、その当時は
「もう飛び道具はいいかな.......」
となっていて手を出すには至らなかったんですが、たまたま某楽器伝店で中古で販売していいたので、「ちょっと触ってみようかな〜」と軽い気持ちで試奏したところもう一目惚れ........
予想以上にコントロールがしやすく、独特のグリッチ的な揺れ方がどストライクでした
Adinekoが柔らかくウェットな感じに対して、こちらはVHS感というかレコードの不安定さに近くプログレ感を感じました
こちらも説明不要!!!!というか実際触ってみてやっと変態エフェクターの皮を被った正統派ディレイというのが感じられるかと
続いてboomerang / E-155
コーラス/ディレイの複合タイプ(個別使用可能!!)
boomerangは高品質なルーパーが代表的ですが、このディレイも中々優秀
音質やプリセット機能の良さはもちろんなんですが、ディレイレベルが他のディレイと比べると低めに設定されているのが意外と好印象
レベルMaxでもダイレクト音と同じか若干小さくなっているので(独特の音質の影響でそう感じてるのかな?)フレーズの味付けに使う際にバランスがとても取りやすく、かなり実践派なものかと思います。
しかしここまで整っていると発振系は苦手かな........
と思わせといてTapeモードの発振はかなり使えます!!
パラメータの変化に対してかなり追従してくるのでうねる様なフレーズを作りながらの発振が可能です。
メーカーが復活してサポートが再開できれば文句なしなんですが.........
続いてはButterfly FX / RARC
ショートルーパー(ショートディレイ)というエフェクターの中でもかなりニッチなジャンルのエフェクターです
ショートルーパーといえばmwfxやS3N、最近だとBanananaとかが有名ですが自分が愛用しているButterfly FX / RARCは上記メーカーとかなり様子が違う仕様になってます。
決定的に違うのは指定の帯域を劣化させながらループさせるという仕様
ルーパーなんですが、かなりアナログ感が出るんです
このローファイな音飛ばしは演出として結構良いんです.......
ただ難点としてループポイントが少し後ろ目(ONにした瞬間ではない)になる点が結構戸惑うかも
そしてこのメーカーも突如消えてしまった.......
概ねアナログ回路だとは思うのでboomerangほど絶望的な立場ではありませんが
続けてMASF Pedals / POSSESSED
界隈ではもう定番なランダムグリッチマシーン
「これはジョニー・グリーンウッドになれる!!」と思い深く用途も考えず即買いでした〜
メーカーでも推奨していますが歪まして使うのがテッパンとされていますが、個人的にはクリーンでディレイをかましたアルペジオフレーズで使用するのもアリかなと
ピッチシフトさせてるとよりエレクトロニカ感が出てる気がします。
あとPOSSESSED自体が基本はディレイを応用した機能ってこともあり、リアルタイムでパラメータを弄るのもかなり刺激的
最近はそれにハマってます
そしてラインセレクターでギターアンプchとルーパーLch/Rchに振り分けられますが、
ギターアンプ側はMeris / MERCURY7
言わずもかな多機能かつ高品質なリバーブ
基本のリバーブの質感はストライモンのリバーブ同様にヘッドルームが広く澄んだ音という印象ですが、フィルターが少しエグく掛けられるのでエレハモのホーリーグレイル的なアナログ感も出そうと思えば出せたり
中々裏パラメータの把握がめんどくさいモデルですが、何をやらせても様になる逸品です!!
Merisの日本代理店復活を求む.........
また次回へ続く
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